The Cold Startのご紹介:Cloudflare Connectで自分のスタートアップをライブで売り込もう
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16年前、Cloudflareは、TechCrunch Disruptのステージに立つことを目指していた1,000社を超えるスタートアップの1社でした。
一見したところ、私たちは有力な候補ではありませんでした。Cloudflareが提供していたのは、ウェブサイトを高速化し、攻撃から保護するインフラストラクチャです。当時、その価値はまだ世間に十分理解されていませんでした。インフラストラクチャは、必要になる瞬間まで、その存在を意識されないことが多いものです。
しかし2010年9月27日、Matthew PrinceとMichelle ZatlynはStartup Battlefieldのステージに立ち、Cloudflareを一般公開しました。プレゼン中に利用登録が始まり、その数は次々と増えていきました。審査員の質疑が終わる頃には、数百のウェブサイトがCloudflareを利用し始め、最初の5つのデータセンターにはリアルタイムで負荷がかかっていました。その後の7日間で、Cloudflareネットワークを流れるトラフィックは約10倍に増加し、Cloudflareはオンラインで1,000番目の規模だったサイトから、上位50サイトの1つへと躍進しました。
Cloudflareはその日、最高賞を獲得できませんでした。授賞式でTechCrunch創業者のMike Arrington氏は、私たちの事業を「インターネットのマフラー修理」のようなものだと評しました。正直なところ、一理あります。それでも、彼はCloudflareを「最も革新的な企業」に選びました。Matthewが後に記したとおりです。「トロフィーは獲得できないかもしれない。しかし、それよりはるかに大切なものを得られる」
企業の歩みの中には、会場とマイク、そして数分の時間を与えられ、何か月、あるいは何年も夢中で取り組んできたものを説明する機会が訪れることがあります。たいていは、そこで奇跡が起こるわけではありません。しかし時には、適切な人が適切なタイミングで話を聞き、それまで少人数の間にしか存在しなかったアイデアが、突然、世界へ広がり始めます。
今年10月、Cloudflareの創業16周年を迎えるにあたり、アーリーステージのスタートアップ5社に、それぞれのアイデアを披露する舞台を提供します。
The Cold Startのご紹介
The Cold Startは、来月サンフランシスコで開催されるCloudflare Connectのライブ・スタートアップコンテストです。アーリーステージの企業5社を選出し、各社に5分間の登壇時間を提供します。何を構築しているのか、なぜそれが必要なのか、そしてなぜ自分たちこそ実現にふさわしいのかを説明していただきます。
私たちが重視するのは、完璧な提案資料ではなく、明確に説明された興味深いアイデアです。30枚ものスライドも、妙に精密なTAMの計算も、幼少期の経験が売掛金管理に革新を起こす準備になったという練り上げられた物語も必要ありません。知りたいのは、そのビジョンです。世界で何が変わったから実現可能になったのか、他の人が見逃している何に気づいたのか、そして、なぜそのアイデアが頭から離れないのかを教えてください。
ファイナリスト5社は、Cloudflare Connectの参加者と、企業、インフラストラクチャ、インターネットについて長年考え続けてきた次の3名の前でプレゼンテーションを行います。
- Matthew Prince(Cloudflare共同創業者兼CEO)
- Michelle Zatlyn(Cloudflare共同創業者兼社長)
- Dane Knecht(CloudflareのCTO)
審査員は、50万ドル相当のCloudflareクレジット、サンフランシスコのビルボードへの広告掲載権、その夜に開催されるVIPスピーカーディナーへの招待を獲得するスタートアップ1社を選出します。
5社に各5分。そして、会場中の視線がステージに注がれます。
私たちが求めているもの
The Cold Startは、米国またはカナダに拠点を置き、資金調達額が1,000万ドル未満の意欲的なアーリーステージのスタートアップを対象としています。それ以外の条件は、あえて幅広く設定しています。特に興味深い企業ほど、既存のカテゴリーにきれいに収まることは少ないためです。
誰かが実現した途端に当然だと思えるアイデアも、最初は少し突飛に聞こえるアイデアも歓迎します。一見地味でも、やがて誰もが必要とするインフラストラクチャ、数年前には実現できなかった製品、これまでにないインターフェース、ソフトウェアを構築する新しい方法。巨大な既存市場を対象とするものも、まだ誰も名前を付けていない市場を切り開くものも求めています。
何よりも、世の中の変化に気づき、自ら行動を起こすと決めた人たちに出会いたいと考えています。
応募時には、応募者とチームについての情報、1行の売り込み文章、何をなぜ構築しているのか、資金調達と収益の状況、技術スタックにおけるCloudflareの位置付けをご記入ください。また、皆さんやその取り組みを理解するために役立つ情報があれば、併せてお知らせください。
目標はシンプルです。皆さんが構築しているものが、なぜ世の中に必要なのかを私たちに納得させてください。
応募は現在受付中です。締め切りは2026年10月2日(金)です。
サンフランシスコで与えられる5分間
The Cold Startは、Cloudflare Connectの一環として、2026年10月19日(月)の午後4時から5時(PDT)まで、サンフランシスコのMoscone Westで開催されます。ファイナリスト5社がコンテストに参加するためのサンフランシスコへの渡航費は、Cloudflareが負担します。
Connectには、インターネットの未来を構築し、構想する人々が集まります。今年は、AIの先駆者であるDr. Fei-Fei Li、Idealab創業者のBill Gross、組織心理学者・著者のAdam Grant、AMDのCTOであるMark Papermaster、Vue.jsとViteの開発者であるEvan You、Lovable共同創業者兼CTOのFabian Hedin、OpenAIの技術スタッフでOpenClaw開発者のPeter Steinbergerらが登壇します。
そのステージの一部を、新興企業5社のために用意します。各スタートアップには5分間の宣伝に続き、審査員との3〜5分間の質疑応答が行われます。
この巡り合わせに、私たちは特別なものを感じています。16年前のCloudflareには、説明の難しいインフラストラクチャ企業の可能性を信じ、適切な人々の前で話す数分間を与えてくれる存在が必要でした。今では幸いにも、自分たちのステージを持てるようになりました。だからこそ、歩み始めたばかりの企業に同じ機会を提供したいと考えています。
小さく始め、大きなものを築く
Cloudflareがスタートアップの支援に多くの時間を割くのには、実際的な理由があります。少人数のチームには、非常に大きなことへ挑む驚くべき力があるためです。
問題は、意欲的なソフトウェアほど、少し前までは世界最大級のテクノロジー企業しか自社構築できなかったインフラストラクチャに依存するようになっていることです。グローバルなコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ、リアルタイムシステム、AI推論、そして開発したものが突然人気を集めても耐えられる拡張性。こうした機能を利用するために、まず企業そのものが巨大になる必要はありません。
こうした機能は、事業を始めた初日から利用できるべきだと考えています。
これはCloudflare for Startupsの理念の一部です。このプログラムでは、対象となるアーリーステージ企業に、1年間で最大35万ドル相当のCloudflareクレジットを提供しています。また、Cloudflareが開発者プラットフォームを拡張し続ける理由でもあります。小さなチームが火曜日に何かを構築し、水曜日にインターネットで人気を集めたとしても、木曜日にはグローバルインフラストラクチャの専門家になるために奔走するのではなく、製品の開発に集中できるべきです。
Cloudflareは、少し突飛とも思える前提から始まりました。インターネット最大手の企業が利用できるパフォーマンス、セキュリティ、グローバルコンピューティングを、誰もが初日から利用できるべきだという考えです。2010年、私たちはステージ上で、それがなぜ重要なのかを説明する機会を得ました。
16年後、Cloudflareのネットワークははるかに大きくなり、チームも少し成長し、サーキットブレーカーも格段に優れたものになりました。
今度は、皆さんが何を構築しているのかを聞かせてください。

